11月26日ヨコスカ平和船団定例海上行動
2006年最後の定例海上行動は5名の参加によって行われました。
(詳しくは「追跡!在日米軍」で見ることができます)
横須賀基地は原子力空母の母港化を進めながら市民の知らないうちに新たな機能を付け加えられようとしています。それは原子力潜水艦の準母港化です。12号岸壁先端の反対側に13号岸壁を設置し、原子力潜水艦を停泊させる計画です。
原子力空母用の純水プラントから水を、発電所からは電気を供給されれば母港と同じサービスを受けられます。その結果これまでの寄港から母港化へ歩を進めてくることは明らかです。(写真はrimpeace提供)
山を削って原子炉用の純水補給施設建設しようとしている | 13号バースを北側から見た写真(赤白クレーンの手前) |
9月27日科学技術庁は9月14日の原子力潜水艦ホノルルの出港時に採取した海水のなかからコバルト58・60が検出された、と発表した。
コバルト58は自然界には存在しない以上原潜ホノルルから漏れたとするのが妥当だ。しかし、米軍は漏れていない、と公式に否定したが信用はできない。
1968年寄港中の原潜ソードフィッシュの周辺から異常な放射能漏れがあったときに米軍は「日本政府に通知しない」との立場を非公式に示しているからだ。横須賀でも1996・1998年に異常放射線が観測されているがその原因は明らかにされていない。
今回、米軍は放射能漏れがなかったという客観的な証拠を示さない以上、続けて原潜を入港させるべきではなかったにもかかわらず10月20日アッシュビル・31日ラホヤを入港させている、強く抗議したい
ヨコスカ平和船団は8月29日ミサイル巡洋艦「シャイロー」の横須賀配備に反対して海上抗議行動を行いました。
ミサイル巡洋艦「シャイロー」は大幅に遅れて12号バースに接岸し、米軍は北朝鮮のミサイルを念頭に置いた政治的なセレモニーを行いましたが、私たちは東アジアの軍事的緊張をもたらすミサイル防衛には今後とも反対していくつもりです。
詳しくは「追跡!在日米軍」でも見ることが出来ます。
ミサイル巡洋艦「シャイロー」(CG67)はハワイ沖での演習においてもSM3(スタンダードミサイル)の実験に成功したと宣伝され、今回の横須賀配備となりましたが、ミサイルによる防衛とは名ばかりで極めて攻撃的な艦船です。 駆逐艦が90基のVSL(垂直発射装置)を備えているのに対してミサイル巡洋艦「シャイロー」は120基・発射できるトマホークの性能は3000キロを超えています。北朝鮮を射程内に置くだけではなく、ロシア・中国をも攻撃できる能力を備えています。 米軍はミサイル巡洋艦「シャイロー」の配備を皮切りに、横須賀配備のステザム・カーチスウエルバーにもSM3の搭載能力を備えさせようと計画していますが、日米一体のミサイル防衛は憲法の禁止する集団的自衛権に抵触することは明らかです。 写真は横須賀港に入港するミサイル巡洋艦「シャイロー」 |
ヨコスカ平和船団はこの日モーターボート「エスペランサ」に4名が乗り込み、「STOP MD」の横断幕を掲げて横須賀港を走りきりました。 ヨット「おむすび丸」には5名が乗船し、兵士に向けてのアピールとピースマークのセールを掲げて抗議の意思を伝えました。 ヨット「おむすび丸」は小型で馬力もなく警備艇の引き起こす波やヘリコプターの風によって翻弄されながらも行動を続けました。 抗議声明はこちらをクリックしてください。 |
ヨコスカ平和船団は横須賀港の港内浚渫に向けた深浅測量・音波探査が実施されることを知り、確認のため「基地見学」をしました。
(詳しくは「追跡!在日米軍」にて)
しかし、今回も米軍は「テロ警備」という名の過剰警備、違法な越権行為を繰り返し、横須賀港を米軍の管理下においている。
基地の岸壁から50ヤード(47M)は米軍の警備区域とされているが、横須賀港に入港した時点でパトロール艇の不当な干渉を受ける。
6月上旬の基地見学では、写真を撮るな!と不当な要求をし、、海上保安庁に連絡し、最後には2隻のパトロール艇で挟み込む、
今回も写真を撮るな! ちかずくな!と言ってきたが我々が抗議するとすぐ海上保安庁に連絡し、妨害行為に出る。トイレに行くためウエルニー公園の岸壁に船を付けると警察に連絡し、職務質問をさせる!(警察は米軍から連絡があったから、といっていた)
一連の妨害行為に対しては米軍に直接抗議する予定でいます。
12号バースの先端で深浅測量・音波探査をする「かづさ」・白と青色の船体をしている小型船。 | 平和船団の前で波をたてながら干渉する米軍パトロール艇 (5月28日・横須賀港) |
7月30日ヨコスカ平和船団定例海上行動
外国のお客さん2人を含めて6名がヨット「おむすび丸」に乗船し、海上自衛隊員への呼びかけと
原子力空母の母港化NO!・ミサイル防衛に向けたイージス艦配備反対をアピールしました。詳細は「追跡!在日米軍」にて見ることが出来ます。(写真は「追跡・在日米軍」編集部提供)
自衛隊員に海上から呼びかけ。隊内での暴力・いじめ等に対しては泣き寝入りすることなく、私たちと共に解決の道を見つけようーと。 「たちかぜ」での自殺事件では遺族が提訴し、争っている。遺族は「毎年多くの、約100人近い隊員が自殺している事を知り、愕然としました。国民のためにあるべき自衛隊は、仲間の尊い命さえ守れないで、国民の何をどう守るのでしょうか」と厳しく批判しています。 |
潜水艦母艦「フランク・ケイブル」(SAー40)が入港中は要注意だ! 過去原子力潜水艦と一緒に入港中、放射能の異常値を示した事態があったからだ(96年)今回はバッファローが寄港していた。放射能の異常値は98年にも2回観測されている。そのために市は原子力防災訓練を毎年実施している。フランク・ケイブルは密かに原潜の修理等を行っているとみられる。 |
平和船団は北朝鮮のミサイル発射に限らず軍事的行動による解決には一貫して反対し、東アジアの緊張緩和と平和的解決を目指しています。
今回のミサイル駆逐艦「マスティン」の横須賀配備は日米の進めるミサイル防衛(MD)の一環であり、6隻目のMD配備艦・8隻目のイージス艦となる。8月にはハワイ沖でSM3(スタンダードミサイル)の試射をしたミサイル巡洋艦「シャイロウ」の横須賀配備も予定されていますが海上での抗議行動も再度行います。当日の行動は「追跡・在日米軍」のホームページでも掲載されています。(写真は「追跡・在日米軍」編集部提供)
「非核市民宣言運動・ヨコスカ」「ヨコスカ平和船団」の声明文はこちら
反対行動の前に立ちはだかる海保の機動隊?後方はシャイロー | 「核とミサイルに反対するキャンペーン」の仲間も横断幕を広げて海上行動に参加(右側) | ヨット「おむすびまる」には3名が乗船・手書きのボードも掲げられた | 抗議船「エスペランサ」には5名が乗船し、3枚目の横断幕を広げ抗議の声を上げた |
5月28日ヨコスカ平和船団定例海上行動
当日は雨上がりの穏やかな海日和でしたが、米軍パトロール艇の威圧的な警備活動が目立ちました。原子力空母リンカーンの佐世保寄港に反対する海上抗議行動に対して米軍パトロール艇が機関銃を向けるという許されない事件があったばかりなのに反省の姿勢が感じられない「テロ警備」でした。参加者は6名でした。
当日の詳しい報告は「追跡・在日米軍」で見ることが出来ます。(写真は「追跡・在日米軍」編集部提供)
平和船団と海上でエールの交換をする「沖縄ネットワーク」の皆さん | 岸壁から50ヤード(米軍のエリヤ)を超えて警備しているにもかかわらず、私達に対して警告放送を繰り返す米軍パトロール艇 | 原子力空母母港化の条件(400Mの岸壁・大型クレーン・放射性廃棄物の貯蔵施設・水・電力の供給・浚渫等)を満たしつつある12号岸壁 |
ヨコスカ平和船団4月30日の海上行動には6名が参加し、ヨコスカ市民は原子力空母の配備を許さない、と訴えました。
当日の米軍艦船の情報については「追跡・在日米軍」にて詳しく見ることが出来ます。
(写真は「追跡!在日米軍」提供)
2004年10月31日、米軍のパトロール艇がヨコスカ平和船団の定例海上行動に対して不当な過剰警備 を行い、ヨット「おむすび丸」のワイヤーを切断した事件がありました。数日後米軍との交渉があり、彼らも 過剰警備であった、との認識を示しました。それから1年6ヶ月、私達は横浜防衛施設局に対して損害賠償 を要求してきましたが、米軍側の100%過失を認める決定が通知されました。 横浜防衛施設局によると今回のような事件は過去に例がない、とのことでした。米軍が自分達の過失を100%認めた(当然のことですが)ことは、彼らの行きすぎたテロ対策、という名の過剰警備を反省するよい機会になるでしょう。 損害賠償金決定通知書の内容は以下です。 記 損害賠償額 : 6,800円 過失関係 : 米側・・・100% 被害側・・・0% その他 : 特になし 返送先 : 横須賀防衛施設事務所 以上 |
「非核市民宣言運動・ヨコスカ」の呼び掛けにより1月7日ゲート前で怒りの抗議行動を展開。司令官に抗議文を渡しました。
写真の提供は「非核市民宣言運動・ヨコスカ」の仲間より。抗議文はこちらをクリック。
メッセージボードには 殺すな!
米軍は事件の全容と監督責任を明らかにせよ! 容疑者を日本側にすぐ引き渡せ! 米軍兵士による女性殺害を許さない! と書きました。